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クラークのUFO百科事典が届く [物欲]

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ちょっと前、ツイッターで@magonia00さんがジェローム・クラーク「The UFO Encyclopedia」について言及しておられるのを見て「あぁこういう本もあるんンか!」と思い、念のためamazon.comでレビューなどみたまわったら、同名の本でジョン・スペンサーが書いたのがあるんだが、「スペンサーのよりはクラークのほうをおすすめする」みたいな意見もチラホラ。

そっかそうかスペンサーの本はもってるが(詳細後述)あれより上等か、パラパラ眺めるにはよさげな本だし、1万2千円ぐらいするがエーイままよ、自分へのクリスマスプレゼント&お年玉だッ!とアマゾン・ジャパンで注文をしたのが昨年末のこと。それが届いた。邦訳すれば「UFO百科事典」ということになると思うのだが、2巻本で計1178ページ。判型は何というか知らんが「アトラス地図帳」的な大きさで相当デカイ。なんかアメリカン。

とりあえずヴァレとキールの項をチラ見。はた目には同じ穴のムジナとみられがちな2人ではあったが、さすが天下のジョン・キール、ときどき自ら予言なんかもするというナイスガイで、ヴァレは「あんな証拠もナシに吹きまくるヤツと一緒にすな!」とばかりにキール批判をしてた、とかなかなか愉快なことが書いてある(たぶん)。

ちなみにスペンサーの「The UFO Encyclopedia」は、いつだったか俺も安いペーパーバックで買ったのだが、パラパラ眺めたら如何せん何やらお手軽にでっち上げました的感触がぬぐえなかったこともあり、今は本棚のどこかで静かに眠っている。で、確かこのスペンサー本は今は亡き志水一夫氏の監修により「UFO百科事典」(原書房、1998/07刊)として邦訳されたんだが、当の志水氏自身が「あんまりいい本ではない」 とかネガティブなことを言っていたような記憶もあり、俺的には駄本イメージがしみついてしまった不幸な1冊である。今回改めて調べてみると、この志水氏、「夜帆。@楽利多マスター」名義で書いていたアマゾンリストマニア「@【 UFO事典 】 大集合―検索では見つけにくいものも集めてみました」の中でスペンサー本にこんなコメントをつけている。

監修者あとがきはUFO事典の歴史 (^^;)。同文中に 「編集者」 とあるのは 「編者」 の誤り (編集者の改竄です (つ_;)。装丁は最高の本 (^^;;)。

なるほど何か奥歯にモノがはさまってる感はあるが、これは貶しているのだろう。どうしてそういう本にかかわったのか。大人の事情というヤツだろうか。「監修者あとがき」だけは読んでみたいが、理由はその辺に書いてあるのかもしれない。なお、同じリストマニアの中で、俺が今度買ったジェローム・クラークの本についてはこうコメントしている。

【 オススメ 】 全面改訂の2巻本 (分売不可)。基本的に増補版ですが、3巻本にあってこちらでは削られた記述も少しあります。

この本のオリジナルは3冊本だったということらしく、加えていうと別に1巻にまとめたバージョンなどもあるらしいのだが、ともかくこの2巻本バージョンは悪くない、ということであろう。

それからもう一つ。志水氏のこのリストをみると、類書としてロナルド・ストーリーが書いた「The Mammoth Encyclopedia of Extraterrestrial Encounters」という本も挙げてあってこの本は激賞している。

【 イチオシ 】 同上別版。巻頭のカール・セイガンへの献辞が無く序文が別稿で図版がやや小ぶりなものの、中辞典サイズで使い勝手が良い上、何と言っても↑の版には無い索引が付いているのが便利

こっちもいろいろとバージョンがあるみたいだが、とりあえず志水先輩が「イチオシ」というので勢い余って、米アマゾンで売ってる古本をついついポチってしまった。送料のほうが高くて計20ドルほど。まぁ何にせよ有り難きはこういう先達の存在であるわけで、つくづく惜しい方を亡くしたものだと思う。


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