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たまには「天声人語」に軽いジャブ(笑) [天声人語]

けさの天声人語は、このたびのリニア中央新幹線のルート発表と、JR九州の寝台列車「ななつ星」デビューをひっかけたおはなし。最後のパートを引用してみよう。

▼リニアは名古屋まで1万1500円を想定。ななつ星は3泊4日、2人1室で最高113万2千円。かたや、スピードが節約してくれる時間を買い、こなた、快適な空間とそこで過ごす時間を買う▼移動の手段に徹する前者に、移動じたいを目的として楽しむ後者。ななつ星をデザインした水戸岡鋭治さんの言葉がおもしろい。「鉄道は遅い旅を追求したことが一度もない。これからはいかに遅く、ゆったり走るかだ」(「大人の鉄道入門」)▼予定通りの開業なら生きてリニアに乗れるかどうか。豪華列車には乗ってみたいが、手が届かない。


けっきょく何を言いたいのかよくわからんのはいつものこと。

「社会の木鐸きどり」というこのコラムのコンセプトを生かすのであれば、「狭いニッポンそんなに急いでどこへいく、というコピーもあった。もっとゆとりを大事にして生きたいものだ」とかいってリニアをこきおろすのが正道だと思う。しかし、リニアに対するアンチテーゼとして登場させた「ななつ星」が金持ちオンリーの乗り物であるだけに、そっちを持ち上げるのも「庶民の味方」としてはうまくないなぁ、などと逡巡した結果、何を書けばいいのかわからなくなってしまったのであろう。ご同情申し上げる。

ま、しかし、天下の朝日の「天声人語」を担当するというエライ方であれば、「ななつ星」に100マン円払って乗るのもそんなに難しいことではあるまい。「豪華列車には乗ってみたいが、手が届かない」とか庶民ヅラをせずに、「今度乗ってみよう。楽しみだ」とか何とか言えばよかったのだ。


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