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子供向けの地震本 [身辺雑記]

きのう本屋に子供といったら、「これほしい」とかいって本棚をゆびさす。その先には「地震のサバイバル」 (かがくるBOOK―科学漫画サバイバルシリーズ) 。子供向けの地震解説マンガ。朝日新聞出版刊であった。

「おぉ、地震大国の小国民としては感心、感心」。というわけで、買ってやった。

が、帰ってきてチラチラみてみると、ん? 韓国人の書いたマンガではないか。韓国人の家族が日本の島にキャンプにきたところ(対馬かw)、ぐうぜん大地震・津波に遭遇するというストーリー。ギャグをまじえて子供にも読みやすいゾという線を狙っていて、画力もなかなか。地震って怖いんだぞ的なアピールはそこそこ達成している。子供も黙って読んでいた。

ただ、かんじんの科学解説の部分がこころもとない。地震の前兆として動物の挙動やら地震雲の話なんかは書いているけれども、それだけじゃあな~。プレート地震のことはいろいろ書いてたが、活断層についての説明はほとんどなかったし。うしろのほうに、漫画家と原作者?が日本に取材旅行に来た、みたいなこともかいてあったが、やっぱり地震に詳しくない韓国人にこういう企画投げちゃダメなんじゃないか? 

で、妻も横からのぞいて言うことには、「朝日新聞の本でしょ? 韓国に外注して安く上げてんじゃない? それってどーよ?」。 うーん、たしかに新聞屋がこれから生き残るには信用第一。やぼったいとか、ダサイとかいわれてもいいので、地道にポイントを押さえる本を作らんといかんだろう。

まぁ経緯はよくわからんけれども、大震災直後の日本人としては、もうちょっと魂の入った本作ってほしかったなーという思いがある(ちなみに刊行は2008年だった)。


地震のサバイバル (かがくるBOOK―科学漫画サバイバルシリーズ)

地震のサバイバル (かがくるBOOK―科学漫画サバイバルシリーズ)

  • 作者: 洪在徹
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2008/08/07
  • メディア: 単行本




【追記】
念のためググってみると、この本、韓国の教育書専門出版社が出してヒットしたシリーズもののひとつ、らしい。中国や台湾、タイなどでも翻訳版が売れているという話で、たまたま日本では朝日が権利を買い取ったということかな。まぁしかし韓国人が書いた地震本をそのまま日本で出しちまえ、ってのは如何なものか。いちど編集しなおしてほしいわな。
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コメント 1

ガンガンガン速

お邪魔いたします。
えぇ!韓国の方が書いた地震本。
日本こそ書くべきだと思いますが。
by ガンガンガン速 (2011-05-24 16:55) 

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