SSブログ

東京メトロ東西線を何とかしたい [身辺雑記]

tozai.JPG

オレは東京メトロ東西線の利用者である。もともと利用者が多く、朝のラッシュ時には乗車率200%クラスにもなるという、国内屈指の痛勤路線である。そのうえ風が吹いたらすぐ止まっちまう。代替路線も使い勝手が悪い。一昨日も路線点検か何かがあって、一時大変なことになっていた。

ダイヤ改正とかいろいろやってんだが、「もうどうにもなるまい」というのがオレの結論である。東京―千葉方面の路線なので首都圏では相対的に家賃も低く、こんなご時世ではあるんだが、沿線にはなお住宅開発の余地が残っている。もう限界なのに。

こういう状況はどうにも打破できない。ならば、利用者の側の意識を変えるよりないのである。「まぁ、ラッシュもしょうがないよネ」と笑ってすませるような気分になるしかないのである。それで一つアイデアを考えた。さきほど東京メトロのサイトにいって、「ご意見・ご要望お問い合わせフォーム」というところからメールを出してきたので、その内容を再録する。

東西線利用者です。定時運行へのご努力、いつも感謝しております。さて、今回はひとつ提案がありまして連絡させていただきました。

周知のように東西線のラッシュにつきましては御社の努力にもかかわらず抜本的解決が難しい客観的状況があります。そこで考えたのですが、このネガティブな状況をポジティブにとらえることのできるような発想の転換ができれば、われわれ利用者も若干の慰めを得ることができるのではないでしょうか。


端的に申しますと、東西線のラッシュを国の「重要無形民俗文化財」に指定してもらったらどうだろう、というのが小生のアイデアです。

調べてみますと、文化財保護法では無形の民俗文化財を「衣食住、生業、信仰、年中行事等に関する風俗慣習、民俗芸能、民俗技術で、わが国の国民の生活の推移の理解のため欠くことのできないもの」と規定しているようです。これに照らしますと、この通勤・通学ラッシュというのは、まさに昭和時代の「衣食住、生業」にかかわる「風俗習慣」と言えるのではないでしょうか。

この通勤ラッシュ、各社の努力により年々解消に向かいつつあるようですが、東西線についてはその解消が至難と思われる以上、その弱みを逆手にとり、「これこそ昭和民俗を正しく継承する民俗である」とのお墨付きを得てしまうのです。これが実現したら、痛勤地獄に苦しむ人々も「これも民俗の伝承にともなう苦しみなんだから、仕方ないか」と少しは思えるようになるのではないでしょうか。

というわけで、御社におかれましては、このような運動を推進する旗振り役を務めていただきたく、ここに提案を申し上げる次第です。お立場上「恥ずかしい」といったお気持ちが先にたつかもしれませんが、御社はむしろ無秩序な開発に付き合わされて苦労をしょいこんでいる立場なのですから、その点は何ら恥じるところはないと思います。

突拍子もないアイデアとは思いますが、なにとぞ前向きにご検討のほどお願いいたします。



われながら良いアイデアだと思う。お返事がきたら、また当ブログで紹介したいと思う(来ねーかw)




【追記】
などと言っておりましたら、さっそく夕方にお返事がきた。以下転記。

東京地下鉄お客様センターです。

平素より東京地下鉄をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
また、弊社ホームページより問い合わせいただきまして重ねてお礼申し上げます。

東西線をご利用の際、ご不便をおかけいたしまして誠に申し訳ございません。

この度は、東西線のラッシュを国の「重要無形民俗文化財」に指定との、具体的なご提案をいただきましてありがとうございます。

ご連絡いただいたご提案は、ご利用のお客様からの貴重なご意見と承り、今後の運営の参考とさせていただきたく存じます。

お忙しい中大切なお声をお寄せいただき、誠にありがとうございました。

今後も東京地下鉄をご愛顧賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

東京地下鉄株式会社 お客様センター


むぅ、ジョークにはジョークで返して頂きたかったンだが、「生協の白石さん」じゃないので、それは無いものねだりであったか(笑)。ま、こういう杓子定規なリアクションも鉄道事業者っぽくてイイと思うよ、うん。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。