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Kindle3 ポチった [物欲]

ここのところ気になっていた電子書籍端末であるが、ついにポチってしまった。販売されたばかりのSony Readerではなくて、アマゾンのKindle3のほうである。

なぜそっちかというと話は長くなるのだが、俺的に「どうもソニーは信用できない」という思いがある。俺はかつてソニー製のPalm機、クリエPEG-TJ25というのを使っていたのだが、結局ソニーはPalm機製造から撤退した。いってみれば俺たちは「見捨てられた」。古くはビデオ規格でもVHS陣営に敗れて露と消えたベータマックスというのもあって、まぁこの世界は負けたら撤退するしかないのはわかるが、俺はPalmにはやりようで未来はあったと信じているので、ソニーの印象は良くない(ついでにいうと、以前買ったノートPC、VGN-SZ90S付属のリチウムバッテリーVGP-BPS2Cが1年半ほどでおシャカになってしまった件があり、確かにACつなぎっぱなし状態だった非はあるのだが、当方の問い合わせに「不具合ではない」というのがソニーの公式見解であり、これもいたく心証を害した)。

Sony Readerも確かにハードとしては小器用にまとめてきたようではある。しかし、電子書籍市場で「勝者」になれませんでした、ハイやめました、では困ってしまうのだ。Palmみたいに。

一方のアマゾン。日本語の電子書籍市場にどこまでくい込んでくるか、サイト開設もされていない現状では未知数なところはあるけれども、洋書の供給に限っていえばこっちのシステムはまず安泰(たぶん)。英語はろくに読めず、たまに買う洋書は拾い読みで満足している俺ではあるが、最低限安心して持っていられるデジタルガジェットであることは間違いない。あと、これはSony Readerにもいえることなので比較考量の材料にはならないが、少なくともチマタで話題の「自炊」関連ツールとしては確実に使えるだろう。

で、Kindle3 Wi-Fi版139ドルを買ってしまった。送料など含めると167.98ドル=14,689円。クリスマス商戦の時期であるせいか、届くのは1月中旬以降になるらしいが。

届いたらとりあえずは「自炊」にチャレンジする予定である。ググってみると、定番のスキャナーScanSnap S1500と裁断機PK-513Lで初期投資は約7万円。が、ウサギ小屋の本棚にギュウギュウ詰めにされて手にとってもらえる機会はほとんどナシという、哀しい状況にある我が蔵書たちにとっては仮に裁断されても以て瞑すべし、というところではないか。さてこの選択、暗と出るか、明と出るか。

追記  もっとも、いわゆる電子書籍のファイル形式ということでいえば、ソニーのサポートするEPUBファイルは将来的に日本語縦書きが可能になるみたいなんだが、KindleのAZWファイルはそのへんムリみたいではある。英語圏では現状圧倒的優位のAZWがガラパゴス日本を置き去りにして栄華を誇るのか、あるいはグローバルなレベルでEPUB陣営の巻き返しがあるのか、どのみち外れクジを引くはめになるのかなという懸念がないこともない(笑)
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