大野聡子社長について

いささか旧聞に属する話ですが、この春あたりから「NTTドコモの子会社社長が元AV女優だったのではないか」というウワサが一部雑誌やネット上で広く流布しております。詳しくは下記のまとめサイトあたりが参考になります。実際には昨年あたりから話が広まりつつあった、ということもわかります。

ドコモ子会社アルシェール社長大野聡子氏は元AV女優では無いと証明しよう！まとめサイト.htm

 

まぁその真偽は定かではないのですが、このウワサ、「本当だったら非道いゼ」と思わせるものがあります。いや、とりあえずは事実関係のみを押さえてみましょう。

この若い女性はもともとドコモ社員で、「美人」とはいえるものの、とりたててビジネス上の才覚があるようにもみえないにもかかわらず（ここら辺はやや主観的ですが理由は後述）、ある日突然、ドコモ出資の子会社の社長に抜擢される。ところが、この子会社が何をやってるのかよくわからない。若い女性を対象としたマーケティングのようなことをやってるらしいが、それは例えばサンプル数十人（笑）程度のアンケートみたいなもので何のビジネスにつながるのか全然わからん。いや、むしろこの若き美人社長がいろんなメディアに出てクリエーティブな生き方（再び笑）みたいなものを得々と語るのが「お仕事」であったようにもみえる。「ドコモってけっこーイケテルでしょ」という、いわば宣伝塔としての美人社長という存在意義はあったのかもしらんですが、しかしながらここで一つ言っておけば、アタシみたいな貧乏人でも例えばNTTドコモの株をもってるわけでして、そうしますとこの得体のしれない子会社に４５００万を出資しているという親会社の姿勢はいったいどんなもんじゃろか、と痛切に思わざるを得ないわけです。

とまあ以上が事実関係の確認なわけですが、ともかくある日、この社長さんが以前活躍していたAV女優に極似しているという指摘がなされた。そうすると「彼女がなぜそんな異例の出世をしたのか」という上記のナゾと、このたびの疑惑を結びつけて論ずる向きも現れるわけです。つまり彼女は純粋にビジネス上の才能を評価されて抜擢されたのではなく、その出自にかかわる何か別の「才覚」を遺憾なく発揮することによって上層部からひきたてられたのではないか（ここは彼女の名誉のために慎重な言い回しをしておりますｗ）、という議論ですね。

いや、もちろん元AV女優が社長になったってそれはそれでいいいんです。が、問題はそれが公共性の高い企業の人事である以上、そこに妙な情実が関与したと思われる節があってはならんと思うわけです。少なくともAV女優云々はともかく、「得体の知れない子会社を大して才能のありそうもない女性社長に任せている」点についてはドコモサイドも説明責任を果たすべきでしょう。

もうひとつ、この件にかんしてはネット上で関連サイトがいつのまにか消えちゃったり、不自然な現象が頻発しているような気がします。こんなことは言いたくないが、仮にNTTサイドの何らかの意向がそこにかかわっているとしたら（あからさまにいえば「圧力」を様々なプロバイダにかけているのだとしたら）、さらに事は重大なのですが…。